Nextcloud サーバーを構築しました

最近、サーバーを運用することが多くなってきていて、現在個人で4つの公開サーバーを運用しています。 少し前までは自分で公開サーバーを運用するとか絶対面倒だしリスクも負いたくないという考えでいましたが、 短い期間で全く違った考えを持つようになりました。

本記事では公開サーバーを運用するきっかけとなった、Nextcloud を始めた動機とその構築方法について紹介します。

動機

職場の Slack で「SICP勉強会やろうぜ」ってノリで発言したところ、 思いのほか参加者が集まったので実際に勉強会が開催されることが決まりました。

勉強会はリモートで開催するため、同一のファイルを共同編集するためのツールが必要になりました。 メンバーから Scrapbox というサービスを使おうという提案があったので、 実際に自分の登録して試してみることにしました。

しかし、Scrapbox は 2020/06/12 の時点で、Google のアカウントを使用せずに会員登録する手段を有していませんでした。 現在(2020/08/05)は Scrapbox Enterprize でのみメールアドレスの会員登録ができるようで、 無料プランではいまだに Google のアカウントが必須のようです。

私は宗教上の理由で Google のアカウントを一切使用することができないのでこれは致命的でした。 このままだと Google とは何ら関係のないサービスによって Google のアカウントを強制されるという心情的には最悪の結果になるので急いで代替案を考える必要がありました。

そこで白羽の矢がたったのが Nextcloud です。 Nextcloud の Text アプリには共同編集の機能があるので、必要最低限の機能は有しています。 これを提案したところ、メンバーに受け入れてもらえたのでこれをきっかけに Nextcloud 運用が始まりました。 (関係者各位、私のわがままに付き合っていただき本当にありがとうございます)

構築

構築する動機が SICP 勉強会だけだったので、Nextcloud を構築すること自体には大したモチベーションはありませんでした。 低いモチベーションにも関わらず、Nextcloud サーバーをすぐに構築できたのは、VultrOne-Click Apps という機能のおかげです。

特定のアプリケーションを作成するだけであれば特に何も考えなくても構築することができます。 Vultr のアプリとして Nextcloud も用意されていたので何も考えずにそれを利用して構築しました。 その後サーバーに何をしたのかは忘れました(おい)、Firewall と letsencrypt を使用して証明書を作成したくらいだと思います……。

ただ、One-Click Apps は Vultr にアプリケーションを動かす環境を用意してもらう仕組で、Vultr を信頼する必要があってあんまり推奨はできないですね……。 思いのほか Nextcloud は私の生活を支える重要なサーバーになってしまったので、将来的には Guix のサーバーに引っ越して秘伝のタレのない状態で動かす予定です。 8月の連休中にやりたい……。

その後

実際に Nextcloud を使ってみると共有したファイルの共同編集だけでなく、 RSS のリーダー(News)メールクライアント(Mail)音楽再生(Music)タスク管理(Tasks)カレンダー といった多様なアプリがあって、日常生活を送るのに欠かせないサーバーになってます。 いわゆる "Cloud" サービスでやりたいことは大抵できるし、企業が提供しているサービスより多機能です。 Nextcloud は AGPL でライセンスされた自由ソフトウェアなので必要であれば自由に拡張できます。

自分の情報を自分の責任の元で管理したいという方には Nextcloud はおすすめです。